ライフスタイル

2026/02/18

あの日、スタジオで話したこと〜ふるさと福岡から雪の街・札幌へ〜

当店で撮影されたお客様のエピソードを紹介します。 ヘアメイクや着付けの最中、スタッフとの何気ない会話から紐解かれた、お客様一人ひとりの大切で愛おしいストーリーです。

この記事に関するキーワード

ご予約・お問い合わせ

  • WEBで予約する
  • LINEで相談する

こんにちは、写真工房ぱれっとです!

この記事では、実際にお客様とスタッフが交わした会話から生まれた、ある素敵なエピソードをご紹介します。

 

今回は、写真工房ぱれっと札幌中央店で成人記念の後撮りをデータまるごとプランで撮影されたAさん(大学生)のエピソード。

 

「成人式に出たけれど振袖は着なかった」「タイミングを逃してしまった」という方も、この記事を読めば「今からでも遅くないんだ!」と前向きな気持ちになれるはず。

自分らしいタイミングで残す成人写真の魅力を、ぜひ感じてみてくださいね。

 

 

 

雪の朝、鏡の中に映った「私」から贈る手紙

 

札幌に来て、二度目の冬。

朝起きて窓の外を見ると、昨日までの景色がすっかり白く塗りつぶされている。

そんな光景にも、ようやく少しだけ慣れてきました。

 

成人式。

本当は去年だったけれど、一浪して頑張って、憧れていたこの街の大学に入って。

気づけば「振袖を着る」というタイミングを、どこかに置き忘れたまま過ごしていました。

 

今日、初めて袖を通した振袖。

鏡の中にいる私は、自分で思っていたよりも少しだけ大人びて見えて、なんだか不思議な気持ちです。

 

 

 

ふと、福岡の空を思い出します。

あたたかくて、いつも誰かがそばにいてくれた場所。

今は、狭いキッチンで一人、冷凍のご飯を温めながら「頑張らなきゃ」と自分を奮い立たせる毎日です。

 

「自炊、頑張ってはいます」

メイクさんにそう答えた時、心の中に浮かんだのは、お母さんが作ってくれた温かいごはんの味でした。

離れてみて初めて、当たり前だった毎日の食卓が、どれほどの愛情で満たされていたかを知りました。

 

自由奔放で、今はどこにいるかもわからないお姉ちゃん。

小さい頃は、おもちゃやゲームを取り合って、たくさん喧嘩もしたけれど。

今思えば、お姉ちゃんはいつも私に譲ってくれていた。

あの優しさの意味に気づけたのも、こうして遠く離れて暮らすようになったからかもしれません。

 

 

 

理学部の物理学科。

「何をしているかわからない」なんて笑っちゃうくらい難しい勉強をしているけれど、

私がここで踏ん張れているのは、福岡から送り出してくれたみんながいるからです。

 

「働きたくないな」なんて冗談めかして言ってみたけれど、

本当は、この雪景色のように真っ白な未来を、自分の足でしっかりと歩いていきたい。

そう思える強さを、お父さんとお母さんが持たせてくれました。

 

今日、このピンクの振袖姿を、一番に見せたかった。

私の肌の色に馴染む、優しい桃色。

この色は、私がこれまで受けてきた愛情の色そのものです。

 

 

 

「後撮り、行ってなかったな……」

そう思い立ってここに来たのは、きっと、大人になった私の姿を通して

「ありがとう、元気にやってるよ」と伝えたかったから。

 

お父さん、お母さん。

私は今、札幌の空の下で、一生懸命に自分の人生を刻んでいます。

この写真が届く頃、福岡はもう春の気配でしょうか。

 

今度帰る時は、少しだけ成長した私で、

「ただいま」を言わせてください。

 

 

 

Palette Note ― 撮影現場から届く、心のダイアリー

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

「あの日、スタジオで話したこと」。

今回ご紹介したお客様との時間は、私たちスタッフにとっても忘れられない宝物です。

 

写真工房ぱれっとでは鏡の前で緊張が解けていく瞬間。 家族を想って少し鼻の奥がツンとする瞬間。 そんな、写真には写りきらない、けれど確かにそこにある「想い」を、会話を通して一緒に引き出していきたいと思っています。

 

「こんなこと話してもいいのかな?」なんて思わずに、ぜひあなたの物語を私たちに聞かせてください。 スタッフ一同、スタジオでお会いできるのを楽しみにお待ちしております。

この記事に関するキーワード

ご予約・お問い合わせ

  • WEBで予約する
  • LINEで相談する
  

MENU

電話する

ご希望の店舗の電話をタップして下さい